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【グッドバイ】三鷹車両センター跨線橋 解体が決定

三鷹車両センターに頻繁に出入りする車両

三鷹駅を高速で通過する特急列車

橋の上から電車に手を振る子どもたち

それに応えて汽笛を鳴らす運転士

 

 

三鷹の名所が1つ、姿を消そうとしています。

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皆さんこんにちは。

 

今回は、三鷹車両センターに架かる跨線橋について見ていきます。

この橋は、三鷹車両センターの開設などによる南北の分断を防ぐため、1929年に作られたものです。

古くなった線路なども使われ、90年以上の代物です。

 

これまでJR東日本が管理してきましたが、現在の耐震基準などを満たしておらず、列車運行に支障をきたす可能性や、維持するにも多大な経費がかかることから三鷹市への譲渡を考えていました。

 

しかし、三鷹市も莫大な費用がかかり、譲渡されても維持が難しいとの観点から、受け入れはしませんでした。

写真などで保存したり、一部は公園などに保存するなどの案もあるそうですが、近い将来、線路上からは撤去されます。

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太宰治のゆかりの地としても知られ、晩年に三鷹に住んでいた際には、玉川上水に入水自殺するまで頻繁に足を運んでいたそうです。

彼も非常にお気に入りの場所だったようです。

 

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本線上に架かる橋は全国にたくさんあり、走り抜ける鉄道を観察することも出来ますが、車両基地の方にまで架かる橋というのはなかなかありません。

 

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毎日ここで車両の点検を行い、朝のラッシュに向けて続々と電車が出発していくのです。

ラッシュが終わり次第、車両は基地へと戻り、次は特急の出番です。

松本に向かうあずさ、松本から新宿を目指すあずさ、観光地に行く人々や、出張のビジネスマンなどを乗せて基地の横を走り抜けます。

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再び夕暮れ時から夜になり、今度は帰る人々を運ぶために、再び通勤列車たちがせわしなく基地を出発していきます。

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終電が出発すれば長い一日が終わり、車両たちはつかの間の休息時間です。

翌朝の始発に向けて点検を受け、車内を清掃し、翌日に備えます。

 

 

いかがだったでしょうか?

 

準備が整い次第、解体されてしまう三鷹跨線橋

 

現在はもう少し武蔵境寄りに線路の下をくぐる形で代わりの通路が開通しており、この橋の代替えは問題ない状態になっています。

 

古い故に耐震基準不足なことや、市の財政上の問題などで解体という残念な結果となってしまいました。

 

解体の際には発表もあるとは思いますが、今のうちに足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

今回もお読みいただきありがとうございました。

写真を提供頂いた皆様にも重ねてお礼申し上げます。