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【JR東日本のエース】E353系 あずさに乗ってみた!

エース:第一人者。最高の存在。(出典:コトバンク)

 

鉄道会社の最高のエースと言えば、新幹線だと思います。

しかし、全ての区間で新幹線は並行せず、そんな時は在来線特急が速達の役割を担います。

 

 

皆さん、こんにちは!

 

今回はJR東日本のエース特急、中央本線あずさです。

 

ここでいうエースは、新幹線が並走していないため、特急が長距離輸送を担い、利用者が多い特急を指します。

 

あずさ

あずさは新宿(東京、千葉)から松本、南小谷まで運行される特急です。

走行距離も200キロを超える長距離列車です。

2020年のダイヤ改正まで運行していた通称千葉あずさは、千葉から南小谷まで340キロを超えていました。

JR東日本の特急として最長で、JRグループで見ても5本の指に入る距離です。

 

現在は運転区間が短縮され、千葉から松本になっています。

旧あずさ3号(千葉あずさ) 船橋駅にて

 

あずさは松本までの長距離輸送を担うことから、東京都、山梨県、長野県の主要駅を中心に停車します。

最速の列車では山梨県内は甲府のみの停車となっています。

 

かいじ

あずさが速達の役割を担う一方、甲府までの区間でより細かに停車するのがかいじです。

大月塩山山梨市石和温泉といった山梨県内第二の都市にも停車します。

相模湖を通過するE257系時代のかいじ

 

E353系

現在の中央本線の主力車両として活躍しているのがE353系です。

かつてのE351系の老朽化や中央線特急の全席指定席化を目的としてデビューした車両です。

 

従来より中央本線はカーブが多く、振り子式を搭載した車両を投入しています。

E351系は車体傾斜角が最大で5度あったこと、カーブに差し掛かってから振り子式が作動していたことなどが原因で、乗り心地が悪いとされていました。

車掌でさえ酔ったり、トンネルに側面を擦ることもあったとか。

大糸線を走行するあずさ

E353系は最大傾斜角を1度に抑えながらもE353系と同程度の走行が可能な車両です。

また、遠心力による振り子ではなく、空気ばねによる振り子式で、カーブ直前から作動します。

耳をすますと、小さく空気ばねが作動する音が聞こえてきます。

 

E351系

E353系デビュー前に活躍したのがE351系です。

カーブが多い中央本線を高速で駆け抜けるために導入した車両です。

 

当時は”スーパーあずさ”を称し、独自のダイヤにて運転されていました。

189系などが活躍していた中央本線の大幅な時間短縮を実現した車両です。

 

現在は廃止されていますが、立川を通過する運用を組んでいたのもこの車両です。

 

車両面の工夫として、パンタグラフと台車を直結させることで、車体が傾いても架線から外れることを防いでいました。

 

E257系

残念ながら乗り心地で不評だったE351系に変わって残りの189系を置き換えたのがE257系です。

振り子式は搭載していないため、そこまでの高速走行が出来ませんが、乗り心地は圧倒的に優れていた車両です。

 

普通のあずさとかいじの運用を中心にこなしていました。

ちなみに非常時にはE351系の代走に入ったこともあったそうですが、時間が多くかかってしまう点や両数の違いから座席の変更も必要な点など不都合もありました。

 

 

いかがだったでしょうか?

 

中央本線のエース特急。

 

振り子式のおかげで早いですが、乗り心地に難があったE351系

振り子がないのでそこまで早くないですが、乗り心地は良かったE257系。

 

そのいいとこどりをした車両がE353系だと思います。

 

松本、甲府へはぜひ特急あずさ、かいじで!

 

今回もお読みいただきありがとうございました。