【何者!?!?】209系はなぜ中央線に来たのか?
山手線→E235系
JR東日本の首都圏エリアでは、その路線のイメージカラーをまとった車両が活躍しています。
基本的には1路線に対して1形式の車両で統一されており、中央線はE233系のはずですが、数年前から不思議な車両がいます。
!?!?!?
あまり見かけない顔ですねぇ…
いったい何者なのでしょうか??
皆さん、こんにちは。
本日は中央線で活躍している209系について見ていきたいと思います。
中央線は、東京から長野県の塩尻までJR東日本が管轄する中央東線と、塩尻から名古屋までJR東海が管轄する中央西線から構成されています。
両都市側とも通勤で重要な役割を果たす他、あずさ、しなのがそれぞれ運行されています。
東京側では高尾まで利用者も多いほか大月、青梅線、五日市線などにも中央線の車両(E233系)が乗り入れています。
さて、そんな中央線ですが、ここ数年、E233系ではない車両がいます。
まず、これが何系かというと、209系です。
かつて常磐線各駅停車で使われていた車両で、松戸車両センター(東マト)にいた車両です。
E233系が活躍している中央線に、なぜわざわざ他路線から、それも古い209系を持ってきたのか?
中央線は将来的にグリーン車が組み込まれ、車内トイレも設置されます。
その準備工事のために一時的に運用を離脱しなければならないE233系が出てしまいます。
実際にグリーン車を組み込む際にも再度離脱をする必要があるでしょう。
その分の不足を補うためにわざわざ常磐線から209系を導入したのです。
常磐線側の事情としても、当時JR車の小田急乗り入れ、小田急車のJR乗り入れが計画されており、JRの対応車両はE233系のみとされたことで、209系は追い出されることになっていました。
車内や行先表示は209系らしく、3色LEDなどでディスプレイはありません。
車内もモニターがないことから、停車駅案内が表示できず、紙で新しく作りなおしました。
他は細かいところですが…
先ほど触れたように東マトの痕跡が残り、現在は八トタ(豊田車両センター)に改められています。
車両側面のこの位置にJRマークがあるのも209系ならではですね。
いかがだったでしょうか?
E233系の中で活躍する209系。
準備工事のための応援要員として常磐線から来た車両でした。
基本的には高尾までの区間で快速のみの運用ですが、異常時には青梅線に入ったり、中央特快の運用などもあります。
E233系の工事終わり次第、JR東日本は捨てる気満々だと言われているのでお早めに記録もしておきましょう。
今回もお読みいただきありがとうございました。