皆さん、こんにちは!
本日はかつて栄えていた東成田駅を見ていきます。
無駄に怖いサムネイル、失礼しました笑
まず、東成田駅とはどんな駅なのでしょうか?
”成田”という名前があるので千葉県の成田市の駅なのかなぁ…という想像はつくと思います。
実際その通りで、京成成田駅の隣駅になります。
なんだか少し寂れていて、時間が止まっているように感じます…
階段を下りてみると、ほとんど利用者がいない割には妙に広いコンコースがあります。
ホームまで降りてみも、利用者はほぼいません。
もともと利用者が少ないとすれば、妙に広いコンコースは不自然ですし、駅前のターミナルのようなものも気になります。
この駅で昔、何があったのでしょうか?
この東成田駅、1978年の成田空港開港時には成田空港駅として栄えていたのです。
その証拠として、本来この駅は2面4線で、現在使われているホームの隣にもう一本ホームがあります。
もう一本のホームは電気もついておらず、当時のまま時間が止まっています。
駅標も”なりたくうこう”のまま残されています。
ひらがな表記というのがまた時代を感じる代物だと思います。
成田空港駅時代にはこのホームはスカイライナー専用ホームとして使用されていたそうです。
東成田駅はかつては成田空港への最寄り駅だったということが分かったところで、もう一度駅の設備を見ていきます。
まずは妙に広いコンコースから。
言わずもがな、海外旅行に行く団体客などが集合しやすいように広いスペースが取られているのでしょう。
駅の外に出ると、ターミナルのようになっており、かつてはここからバスが発着していたのでしょう。
最後に背景的なところを見ておくと、現在の成田空港各駅は、国鉄の成田新幹線用の土地として確保されていたため、京成はそれを避けるようにして成田空港アクセス用の駅を現東成田駅に設けました。
その後、新幹線の計画は中止になり、1991年から用地を活用する形で、JR東日本と京成が空港第2ビル駅と現在の成田空港駅に乗り入れるようになり、旧成田空港駅は東成田に改称されました。
現在は主に空港周辺に勤務する人々が使う駅となっています。
いかがだったでしょうか?
かつて栄えた面影を残す東成田駅。
昭和末期から平成初期の名残が随所に見られます。
ちなみに、東成田駅から成田空港へは地下の連絡通路があるので、あえて東成田駅に降りてみるのも面白いと思います。
今回もお読みいただきありがとうございました。