【209系とE231系】同じ顔なのに同型式じゃない…
この二つの電車、同じ顔をしているので同じ形式なんだろうナァ…
と思ったそこのあなた!
この二つは同じ顔ですが、別形式です。
皆さん、こんにちは。
今回は、色々と謎の多い東西線用E231系と中央線快速209系について見ていきましょう。
車両形式番号の前に”E”を付けるのはJR東日本の車両ならではの特徴です。
この車両の形式としてはE231系となっているので、間違いなくJR車です。
しかし、主な活躍の場は東京メトロ東西線です。
なんと、JR東日本は東西線に直通する専用の車両を保有しているのです。
かつての総武線のラッシュを緩和させる目的などで営団地下鉄、国鉄時代から続けているものです。
現在も東西線は中野から中央緩行線に直通し、三鷹まで運転されています。
東側でも時間帯限定で西船橋から総武緩行線に直通し、津田沼までの運行があります。
もちろん、メトロの車両がJRに乗り入れることも多々あります。
中央線 209系
続いて中央線の209系です。
この車両は現在に至るまでの経緯がなかなか複雑です。
かつては常磐線の各駅停車で活躍しており、同線の増発によって増備された車両です。
先代の203系や207系に倣って、車両の下部にのみラインカラーが引かれていたことが特徴です。
東京メトロ千代田線とほぼ一体化した運用をされ、代々木上原まで乗り入れていました。
のち、JR、東京メトロ、小田急の3社を跨る直通運転が開始されることになりますが、JRの対象車両はE233系のみという形になりました。
しばらくは代々木上原止まりの運用をこなしていましたが、今度は中央線でグリーン車組み込み工事を行うことになった関係で、その応援要員として転属、現在に至ります。
中央線の工事で離脱する車両の枠を補完するのが役割です。
車内や行先表示については、3色LEDを使っており、時代相応のモノだと思います。
地下鉄での運用をする必要がある(あった)ため、前面に非常扉が設けられるなど特殊な構造も見られます。
外見的な大きな違いとしては、E231系は運転士ドアに色がついている一方、209系には色はついていない点、209系は一番目ドアの後ろにJRマークがある一方、E231系にはない点などです。
現在はどちらも中央線という共通の活躍の場所があるため、運が良ければ並走などを見ることも出来るかもしれません。
いかがだったでしょうか?
同じ顔ですが、別形式の車両たち。
特に209系は、常磐線、千代田線からやってきたということで、もしかするとこの二形式が出会うことは無かったかもしれません。
君○名○みたいですね笑
今回もお読みいただきありがとうございました。