日本の大動脈を担ってきた東海道本線(8) 【鉄道唱歌再編】【富士ー静岡】
本日は、富士から静岡を扱います。
三島、沼津は静岡県ではあるものの、横浜や東京との結びつきが強い一方、これ以西は名古屋などとの結びつきが強く、文化なども徐々に変わってくると思います。
サムネイル詐欺、失礼しております笑
三保の松原に、後日その近くから撮影した富士山を合成していますが、晴天時には大体このように見えます。
~興津
211系+313系と言えばJR東海名物ですが、315系の投入により近い将来見られなくなる光景ですね。
当該区間には富士川があり、源平合戦の一つ、富士川の戦いが繰り広げられた場所として有名です。
武田信義が率いる部隊が平家の背後を衝こうと、富士川に入ったとき、それに反応した水鳥が一斉に飛び立ったそうです。
これに驚いた平家側には、多かれ少なかれの混乱があったとされています。
その一方で、平家も鳥に驚いたわけではなく、戦う準備が整っていなかったため、撤退をしただけであるという見方もあるとのことです。
~清水
この区間には清見寺というお寺があり、すぐ近くを鉄道が走っていることで知られています。
すぐ近くというより、境内内を鉄道が通っています。当時の住職が鉄道のためならと、どんどん土地を譲り渡したのが起源と言われています。
鎌倉の円覚寺もそうですが、寺社境内に鉄道を通そうなんて、かなり不謹慎ですが、元国鉄故に出来たことでしょう。
清水駅からバスで30分ほどのアクセスですが、天気が良かった際には、(詐欺をしていますが)サムネイル画像のような富士山が見え、さぞ圧巻だと思います。
バス停を降りると、神の道と称された参道があります。
神の道を抜けると、天女の羽衣伝説のある松などがあります。
松の木にそれはそれは美しい羽衣がかかっており、ある漁師はそれを持ち帰ろうとしたところ、その羽衣がないと天に帰れないと天女に頼まれたそう。漁師に天上の舞を見せることで、羽衣を返してもらい、天女は無事に天に帰ったとさ…
と、こんな感じの伝説が残っています。
海岸には5万本にも及ぶ松の木が植えられています。
そして、天気に恵まれれば、美しい富士山を拝むことが出来ます。
天気に恵まれればね笑笑
はごろもという名前のお店の茶そばと桜エビ天はおいしいですよ。
~静岡
プラモデルの大手三社があるということでも有名な静岡県。
毎年、展示会なんかも開かれています。私も一時期、軍艦のプラモデル制作にハマっていた時期があり、現地に見に行ったこともあります。
流石はプロが作った作品ということもあって、その完成度の高さに感動したものです。
いかがだったでしょうか?
静岡県は東西に長く、場所によって東京との結びつきや名古屋との結びつきがあり、文化もだいぶ違います。
ついぞのぞみに乗ると通過しがちですが、たまにはこだまやひかりで立ち寄ってみるのはいかがでしょうか?
今回もお読みいただきありがとうございました。