【房総特急】まだまだ現役 255系しおさいに乗ってみた!
皆さんは房総特急がビュー○○と名乗っていた時代を知っていますか?
今回は1993年にデビューした房総特急255系の紹介をします。
その昔、房総半島の鉄道事情はというと、鈍行は113系、特急は183系などが使われていた時代でした。
いずれの車両も他管区のおさがりをもらって使い続けていました。
大体113系は東海道線から、183系は中央線のあずさが千葉へやってきて、ボロをボロで置き換えていました。
しかし、このままではいけないということで、新たに特急が導入されることになりました。
それが今回の主役、255系です。
183系との差別化も含めて、この列車デビュー時はビュー○○と名乗っていました。
スペルを見れば一目瞭然ですが、ビューはVIEWということで、景色といった意味合いです。
房総半島は、海沿いに線路が通っているため、きれいな海を楽しむことができます。
ちなみに私は小さいころ、ビューの意味を取り違えて、速さを表す擬声語だと思ってました笑
1993年デビューということで、JRの中では比較的古い部類に入るこの車両、時代を感じる設備が残っています。
特に時代を感じるのはグリーン車です。
車両の中ほどに透明な板が張られていますね。
これはかつてグリーン車を喫煙エリアと禁煙エリアに分けていた名残です。
今や駅も車内も全面禁煙となっているので、最近の特急でこのような構造を確認することはできません。
もちろん、時間も経っていますし、きちんと消臭などもされているので、タバコの臭いは全くしません。
かつては183系とともに房総を駆け回っていた255系ですが、房総特急の衰退の流れも相まって、のちのE257系との兼ね合いから徐々に活躍の場が変わっていきます。
現在は255系は主に総武本線、E257系は外房、内房線で活躍することが多くなっています。(ただし、100パーセントではなく、特に外房や内房に255系が入ることもある)
いかがだったでしょうか?
JRの車両の中では最古参に近い255系ですが、今も現役で働いています。
現状2023年までは運用されるとのことなので、しばらくは安泰と言えそうです。
喫煙可能車両の名残など、時代を感じる面白い車両でもあります。
房総に行く際にはぜひ255系に乗ってみてはいかがでしょうか?
今回もお読みいただきありがとうございました。