【空港アクセス特急】南海と仲良し? JR西日本 はるか
京成スカイライナー、成田エクスプレスと書いてきたので、はるかも書きたくなりました笑
古都京都と関空から連想される空の両方のイメージにふさわしい名前を付けよ…
そんなコンセプトでこの列車にははるかと名づけられました。
たしかに、両方のイメージにぴったりですね。
サンダーバードはかっこいい、はるかはおしゃれ、なイメージがあります笑
ということで、関西の空の玄関、関西国際空港と京都を結ぶのがJR西日本のはるかです。
それでは、京都からの運行について見てみましょう。
京都では30番ホームに停車します。
改札を抜けて0番ホームを右に進んだ先です。
概ね停車駅は、京都、(高槻)、新大阪、(西九条)、天王寺、(和泉府中)、(日根野)、(りんくうタウン)、関西空港です。
通勤需要を目的として米原まで運行される列車があるのも特徴的です。
高槻を出てしばらくすると東海道本線から梅田貨物線という路線に転線します。
新大阪からそのまま天王寺に向かうため、当線を経由するはるか、およびくろしおは大阪駅には停車しません。
しません、というより線路が大阪駅を迂回する形で引かれているため、構造上行けないのです。
とはいうものの、流石に大阪に停まらないのはまずいと言うことで、現在は梅田貨物線に新駅を作ることが決定しています。
仮称でうめきた駅と呼ばれていましたが、正式に大阪駅とすることが決まりました。
実際現在の大阪駅とも地下で直結されることから、これほど適切な駅名はないと思います。
私としてはJR梅田北とか、JR新梅田など、地名の前にJRがつくのを期待していたので少し残念感がありました…笑
天王寺を出発すると一部の列車は和泉府中や日根野に停まります。
日根野は、阪和線と関西空港線の分岐駅ということで、紀州路快速と関空快速の解結も楽しめます。
一方、最速のはるかでは天王寺の次が関西空港です。9両編成の場合、基本編成に指定席、増結編成に自由席が設定されますが、二者は通り抜け出来ません。最後の停車駅から乗る場合には気を付けてください
さて、日根野を出ると右にカーブを描きながら関西空港に向かいます。ここから先は加算運賃がかけられており、若干割高になります。
しばらく走るとりんくうタウンに到着し、ここからがポイントです。
関西私鉄は標準軌の私鉄が多い中で、南海は狭軌なのでJRとの共有も余裕です。
私鉄とJRで線路を共有しているというのは極めて珍しい例で、豊橋での名鉄、JR東海とこの関空線くらいでしょうか。
タイトルには仲良しと書きましたが、事実上南海ラピートとはるかは競合関係にあります。ただ、お互いが電車を同じ線路に同じ本数だけ運転していたり、共有区間では南海の乗車券でもJRに乗れたり、そういう面で協力関係が見られるので、仲良しとつけてみました。
ちなみに大阪から関空への本当のライバルはバスかもしれませんね。
というのも、成田と違って渋滞することが少なく、料金的にも有利に立てているようです。
それでも、はるかの利用は上昇傾向にあったのか、2020年3月時点では、全ての列車を9両編成で運転していました。
しかし、今は空港の需要がなく、はるかは6両編成に戻され、運休も発生しています。
いかがだったでしょうか?
大阪、京都へ飛行機でアクセスするとすれば多くの方は伊丹空港を選ぶでしょう。大阪市街への距離も近いし、羽田を始め多くの便が設定されています。関空にもそこそこ設定されていますが、伊丹に比べると少ないのが現状です。
そういった面からも伊丹が選ばれがちですが、たまには関空からはるかに乗ってみるのも一興だと思います。
関西の空港にも需要が戻り、はるか、ラピートともに活気が戻ることを期待しています。
今回もお読みいただきありがとうございました。
ちなみに、空港アクセス特急シリーズはこれが最後です。
南海ラピート、名鉄ミュースカイは4月か5月に乗るつもりだったのですが、行ってません。
乗る機会があり次第投稿したいと思います。