日本の大動脈を担ってきた東海道本線(16) 【鉄道唱歌再編】【山崎ー天王寺】
皆さんこんにちは!
東海道本線の旅もあと少し、2回で終点です。
ということで、早速今回の区間を見ていきましょう!
山崎
まずは山崎です。
ここでは何が有名かと言えば、お酒好きな方はご存じかもしれませんが、サントリーの山崎蒸留所があります。
特にウイスキーインペリアルはここの最高傑作ということで、その名を馳せています。
寿屋が、サントリーへの改称記念として発売され、当時の定価で1万円超の代物です。
当時の大卒新卒者の給料が21000円ほどだったとのことで、とても高級なものであったことがお分かりいただけると思います。
私も、たまたま頂いたものを飲んだことがあるのですが、1000円くらいのものとは比較にならないそのおいしさに驚いたものです。
駅構内には、ウイスキーなどの発酵に使われていた樽で作られた椅子などがあります。
高槻
高槻では…
特に触れることはないのですが、滋賀に高月という場所があって、発音が同じですよね?っていうしょうもないことだけ触れておきます笑
大阪
続いて大阪。
言わずと知れた日本第二の都市です。
鉄道唱歌では、そこまで大阪に触れていない関係で、簡単に見るだけではありますが、食い倒れの街や大阪城、新世界など、東京にはない独特な雰囲気が楽しめる街ですね。
ちなみに、大阪を大坂と表記しないのは、”坂”を分解してみると、(武)士に反するということで、謀反などを連想させ、縁起が悪いということで、大阪と書くそうです。
今回は大阪城と梅田スカイビル、安治川口に触れてみましょうかね。
大阪城
大阪城は、豊臣家の拠点として知られています。
江戸の徳川、大阪の豊臣で権力が二分に近い状態もあったこともあり、建設当時もたいそう立派なもので、建設までには15年を要したそうです。
現在の4~5倍もの敷地面積を誇っていたことからも、その大きさがうかがい知れると思います。
しかしながら、1615年の大阪夏の陣によって豊臣家もろとも滅亡、焼失しています。
江戸時代に入って以降、徳川家康が再建しますが、1665年の落雷や、1886年の明治維新で破損や焼失をしてしまいます。
太平洋戦争時にはさらに破損が続きましたが、昭和、平成時代に大改修を行い、現在の姿へとなりました。
わりと最近の改修ということで、天守閣にはエレベーターもついているそうですね。
梅田スカイビル
こちらは大阪の駅前にあり、大阪市内北部の展望スポットと言ったところでしょうか。
天王寺のあべのハルカスが有名ですが、こちらも高さがあったり、面白いエスカレーターなどがある、観光名所の一つになっています。
独特な形の建物で、初めに両側のビルを若干外側に反り返るように建設し、最後に展望台などがある部分を引っ張り上げる形で建設されたそうです。
安治川口
まあ、安治川口を目的に行く人はほとんどいないとは思いますが…
工場などが軒を連ね、まさに下町という雰囲気があります。
現在はもう少し先にUSJがあるので、そちらの方が有名ですが、明治時代周辺にはたくさんの船が出入りし、栄えていたのではないでしょうか。
天王寺
最後は天王寺です。
大阪市内南部の拠点で、こちらもまた栄えています。
阪和線や関西空港線などを始め、和歌山方面への拠点でもあり、交通の要所です。
四天王寺
今から1400年ほど前、聖徳太子の時代に建立されたのが四天王寺です。
およそ538年あたりに日本には仏教が伝わったとされ、仏教賛成派の物部氏と反対派の蘇我氏で争っていました。
両者の戦いの中で、聖徳太子は物部氏側につくも、形勢は不利、そこで勝利を願い、四天王像を彫りました。
戦い勝利後には、四天王を安置する寺院を建て、人々の救済に貢献すると誓い、実際に戦い勝利後にはその約束を果たすために四天王寺を建立しました。
南から北に向かって、中門、五重塔、金堂、講堂を一直線に並べた構造をしており、日本でも最も古い建築様式で、大陸から伝わったものとされています。
当時の様式(四天王寺式伽藍配置)を残す、貴重なものとなっています。
あべのハルカス
現在は日本一高いビルとして有名なあべのハルカス。
高さは300mほどあり、東京タワーに匹敵する高さです。
ハルカス300という展望台の他、17階地点位にも簡単な庭園があります。
個人的には、関西本線(大和路線)の東部市場前とか平野あたりから見えるハルカスが好きです笑
いかがだったでしょうか?
大阪と言えば食い倒れですが、流石は大都会とあって、駅前に展望台があったりと、遊ぶ場所には困らなそうです。
夜景なども間違いなくきれいでしょう。
東京とはまた違った、楽しげな雰囲気…
早くまた大阪に行きたいですねぇ…
今回もお読みいただきありがとうございました。