日本の大動脈を担ってきた東海道本線(5) 【鉄道唱歌再編】【藤沢ー御殿場】
本日は、再び東海道本線に戻り、藤沢から御殿場までの区間について見ていきます。
早速ですが、おや?っと思われた方もいると思います。
その辺の経緯も含め、当該区間について簡単に見ていきたいと思います。
国府津まで
…と言いつつも、国府津までそんなに紹介することがありません笑笑
この区間では、横浜を迂回してきた東海道貨物線が並走することが特徴です。
貨物線は、品鶴線(横須賀線)の武蔵小杉から分岐し、羽沢横浜国大を経由、東戸塚手前で本線と合流、しばらく複々線が続きます。
去るダイヤ改正で、東海道線のライナー系統の電車は特急湘南へと変わりましたが、新宿方面の電車を中心に、東海道貨物線を経由する電車には引き続き乗ることが出来ます。
茅ケ崎は相模線との分岐駅になっており、神奈川県の橋本、東京の八王子までを結んでいます。
相模線電化記念に投入された205系が活躍していますが、最近房総に投入したE131系が投入されるとか、されないとか…
モノが205系ということで、いつ引退してもおかしくはないと思うので、記録はお忘れなきように!
さて、平塚を過ぎると大磯海岸で有名な大磯につきます。
大磯は、海水浴の始まりの地ということで有名です。
国府津から
最初に答えを言ってしまうと、昔は熱海ー函南の丹那(たんな)トンネルを開削するだけの技術がなかったため、丹那を迂回する形で開通した現在の御殿場線が東海道本線でした。
しかし、この区間は自然災害の影響を受けやすい側面があり、幹線でもある東海道本線としては不適切ということで、後に小田原、熱海を経由するルートに変更されました。
現在、御殿場線はJR東海が管理しており、2両などの短編成の電車が活躍しています。
ちなみに、御殿場線の方も、勾配などが厳しかったそうで、昔は国府津、沼津で補助機関車も連結していたようです。
沿線には川や崖も多く、多かれ少なかれ自然災害の被害は受けやすいという予想はつきます。
とはいうものの、現在の技術の進歩や富士山を見ることが出来る路線として、小田急線との直通運転なども行っています。
小田急新宿から新松田ー松田の連絡線を活用し、御殿場まで運転される特急ふじさんなどがあります。
御殿場を出ると、進路を南へと変え、一路沼津を目指します。
現在は、建物の影響があるのか、詳しくは分かりませんが、昔は沼津に近づくと海風が吹いてきたそうです。
そして、三島(現下土狩付近)を経由し、沼津に至ります。
いかがだったでしょうか?
それにしても、技術の進歩とは凄いものですねぇ…
特に丹那トンネルは多大な犠牲も払われている難所でも有名です。
先人には本当に感謝ですね。
今回もお読みいただきありがとうございました。