日本の大動脈を担ってきた東海道本線(3)【鉄道唱歌再編】【大船~鎌倉】
歌詞自体には鎌倉を歌っている部分が多く、メイン記事としては鎌倉の紹介になります。
まずは簡単に大船駅について…
大船止まりの電車は根岸線を除いて多くないものの、本線と横須賀線の分岐駅であるなど、東海道線の中では比較的重要な駅だと思います。
何回もこのブログで紹介していますが、おそらく日本で大船にしかない、噂では4000万円する、10段の電光掲示板です。
横須賀、総武快速方面、東海道方面、湘南新宿ライン経由北行き、上野東京ライン経由北行きなど、様々な方面の電車を一度に把握することが出来る優れものです。
それでは、本題の鎌倉を見ていきます。
ざっくり、北鎌倉周辺、鎌倉駅周辺、由比ヶ浜周辺の三か所が鎌倉のメイン観光スポットとなります。
北鎌倉
まずは北鎌倉エリアから見ていきます。
そもそも横須賀線が軍港への物資輸送目的に敷設された路線ということもあり、円覚寺の境内にも線路が引かれています。
明治時代、軍事のため、そして国鉄という、三拍子揃ったからこそ、出来たことだと思います。
今やろうとしたら盛大な批判が起こることでしょう。
源氏、北条氏など、名だたる歴史人物も帰依していたとされ、鎌倉の歴史を今に伝える重要な文化財となっています。
鎌倉
さて、建長寺をさらに南下していくと、鎌倉エリアの鶴岡八幡宮に出ます。
ただ、距離的にはかなりあるので、路線バスなどを有効に活用しながらの観光が良いと思います。
おそらく、鎌倉で最もメジャーな観光地ではないでしょうか。
鎌倉駅前から伸びる小町通りを抜けた先でもあるので、アクセスも非常に容易です。
現在は社会的な風潮もありますが、平時は進むのも一苦労なほど混んでいます。
しかし、様々な店舗があるので、お買い物好きの方には楽しいと思います。
小町通りを抜け、鶴岡八幡宮の階段を登って本殿にたどり着いたら、ぜひ振り返ってみて下さい。
鳥居など共に鎌倉の街が一望できます。
この銀杏の木も鶴岡八幡宮境内で、鎌倉幕府三代将軍源実朝を暗殺するために公暁が身を潜めていたとされる伝説があります。
このことから、隠れ銀杏とも呼ばれていたそうですが、樹齢を考えると当時は公暁が隠れられるほど大きくはなく、そもそもこの話自体も江戸時代になってから作られたとされています。
残念ながら昨今の台風で折れてしまったようですが、その幹の太さから、大変立派なものです。
由比ヶ浜
かの有名な鎌倉大仏や由比ヶ浜を見に行くには江ノ島電鉄を利用します。
これがまた平時には、通勤電車並みに混むんですよねぇ…
さて、大仏へのアクセスは長谷駅から徒歩となります。
奈良のように覆い堂がない理由は、建設時にはあったものの、地震による倒壊や津波による流出があり、以降作られていないとのことです。
発掘調査などによっても、覆い堂があったことは証明されています。
覆いがないので、緑青という錆びが発生していますが、鎌倉大仏と言えば緑色というイメージに一役買っていると思います。
また、鎌倉と言えば海も有名ということで、由比ヶ浜、七里ヶ浜などの有名な海岸などがあります。
街歩きでおなかが減ったら…
小町通りや各観光地周辺に様々な店が軒を連ねているので、食べ歩きなどもしてみてほしいところですが…
私からはからりを紹介しておきます。
本格的な天ぷらながらもリーズナブルな価格なので、昼食として行ってみるのが良いと思います。
いかがだったでしょうか?
東京からのアクセスが抜群な鎌倉。
今回紹介した3つのエリアについても、1日あれば十分回ることが出来ますし、プラスアルファでさらに別の寺社仏閣を見ることも可能だと思います。
人気の観光地として、地元住民の方には、ご迷惑をお掛けすることにもなってしまいますが、しっかりマナーを守り、楽しい鎌倉観光をしてみてはいかがでしょう。
今回もお読みいただきありがとうございました。