【サフィール踊り子】プレミアムグリーン車に乗ってみた!
サフィール踊り子。
それはJR東日本が本気で作った伊豆観光列車と言えるでしょう。
この列車に新たに設定されたのがプレミアムグリーン車という座席です。
革張りで、わずか二列配列という、とても豪華なプレミアムグリーン車を紹介します。
はじめに、東海道線系統の特急踊り子などについて考えてみます。
基本的に日本全国どこの路線も新幹線が並行している路線には在来線特急は運行されません。
言うまでもなく、新幹線が圧倒的に早いからです。
ところが、東海道線の熱海までの区間は新幹線が並行しているにも関わらず、在来線特急も運行しています。
東海道新幹線が、のぞみ中心ダイヤであり、熱海に停まる列車が少ないことや、踊り子は熱海から先、下田や修善寺に直通するなど、完全に新幹線と並行しないことから、それなりに需要があるからだと考えられます。
前身となるスーパービュー踊り子も大きな窓や二階建て車などを備えていたことからも、観光需要の高さをうかがい知れます。
そのような流れも相まって、伊豆に更なる魅力を高めようと2020年のダイヤ改正にてデビューしたのがサフィール踊り子です。
この列車の特徴は、まず8両編成の全車グリーン車以上であることが挙げられます。
最も高いグレードがグリーン車ではなく、最も低いグレードがグリーン車なのです。
そしてグリーン個室やプレミアムグリーン車という、さらにハイグレードな座席が用意されています。
こちらがサフィール踊り子の中でも最もハイグレードなプレミアムグリーン車となります。
何と2列のみの配列で、全体的なイメージとしてグランクラスに近いと思います。
座席が片側に寄って配置されており(東京方面で進行方向右側)、これは観光列車を名乗るだけあり、伊豆の海をより見やすくするためのものだと思います。
また、上部に目を向けてみると、窓が設置されているのが分かります。
これは青空や夜空を眺めるためのものだと思います。
かつてのアルファリゾート21ではトンネル通過時に天井に星空を映し出すなどの仕掛けがあり、それを踏襲したのではないかと私は考えています。
サフィール踊り子は、かつて伊豆を目指して走っていた特急列車の遺伝子を色濃く引き継いでいる車両だと感じました。
いかがだったでしょうか?
東海道新幹線と並行しながらも、高い需要がある伊豆方面。
サフィール踊り子は、その旅情を最高に演出してくれる車両と言えるでしょう。
グリーン車、個室、Pグリーン車、どれをとっても素晴らしい電車の旅ができると思います。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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